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DJ OKAWARI 独占インタビュー! by PlayNetwork Japan

PlayNetwork提携の日本全国ブランド店舗ではPlayNetworkのトップキュレーターたちが厳選したプレイリストからのBGMが流れています。 DJ OKAWARIさんによるトラック「Glitter」もPlayNetwork提供のプレイリストから全国のブランド店舗にBGMとしてヘビーローテーション中です!

今回はそのDJ OKAWARIさんにPlayNetwork Japanが独占インタビュー! DJ OKAWARIさんご本人が、曲作りやBGMに関して、また今後の海外展開までを語ってくれました。

 

Q1: まずは簡単で結構ですので自己紹介をお願いいたします。

トラックメイカーのDJ OKAWARIです。静岡を拠点に活動しています。 "音楽と日常の共存"をテーマに、様々な場面とその時の心情を結びつけた音づくりをしています。 聴いてくれる人が、「この時にはこの曲を聴きたい」「この曲を聴くとこんな気持ちになる」、そんなふうに感じてくれれば嬉しいです。

 

Q2: 「音楽と日常の共存をテーマに掲げ 、生活していく中で感じた事を音で表現する」と拝見しました。 店内BGMは日常生活の中に欠かせない音楽のひとつだと思いますが、ご自分の楽曲が店内BGMとして流れることに関してどのようにお感じでしょう?

買い物をしていたり食事をしていたりというシチュエーションは、家で1人で過ごす時とはまた違った気分で音楽を聴いているのだと思います。 店内BGMで聴いていただけるというのは、うきうきしたり楽しかったり、そういったプラスの感情にさらに彩りを添えられるようで、とても嬉しいです。

 

Q3: PlayNetworkのキュレーターが選曲したブランド店舗向けプレイリストにもDJ OKAWARIさんのトラックを取り上げさせていただきました。DJ OKAWARIさんの音楽はピアノが主旋律で作られているものが多いのですが、「どのような環境で楽曲が聞かれるのか?」ということを考慮してメロディをつけることなどありますでしょうか?

僕自身は「こういう気持ちを音にしよう」と思って制作していますが、聴いてくれる人の気持ちは必ずしも僕が想定している気持ち・状況とは限らないと思います。 どんな環境でどんな楽曲を聴きたいか、それも聴き手が自由に感じてもらえればと思っています。

 

Q4: アジア圏のSNSなどで圧倒的な数のフォロワーを誇る人気を持っていらしゃいますね。PlayNetworkもアメリカ発の企業ですが、今後もより一層の海外マーケット展開をお考えでしょうか?

そうですね。僕は、インスト楽曲もよく制作するのですが、歌詞がない分、感じ方はさらに自由になります。明確に言葉にしなくても心情に訴えかけるような楽曲を作り、海外の人にもそれを聴いて何かを感じてもらえたらいいなと思います。

 

Q5:これからの具体的な活動をぜひ教えてください。

今次作のアルバム制作中です。 また自由にライブをしたり海外と行き来できるようになったら、それを携えてまたアジアツアーを再開しようと思っています。アメリカやヨーロッパでもライブしてみたいですね! その時に皆さんに楽しんでもらえるよう今は作曲がんばります!

 

本日はありがとうございました!

Artist: DJ OKAWARI x Celeina Ann

Track: Glitter

Twitter: @djokawari

http://www.djokawari.com https://twitter.com/djokawari https://www.facebook.com/djokawari/

2021年スポーツの祭典:開会式/閉会式の音楽監督は田中知之(FPM/Fantastic Plastic Machine)!

新型コロナウイルス感染症拡大により、1年間の延期を経てスポーツの祭典がついに開幕されます。開会式および閉会式の音楽監督を田中知之(FPM)が務めることが発表され、世界的にFPMの音楽がさらに認知される期待が高まっています。

元々、クラブミュージック/DJの世界ではワールドワイドに人気があったFPMの音楽ですが、個人的には20年前の2001年にリリースされたアルバム「Beautiful」に思い入れがあります。

当時、私自身はロサンゼルス郊外の街パサデナでCDショップ兼カフェ「OPUS」のバイヤーおよびマネージャーを務めており、バイヤーとしては(日本盤を輸入すると高価になるために)アメリカ盤としてリリースされている良質な日本の音楽を探すのに躍起になっていました。また、マネージャーとしては店舗BGM用として当たり前のヒット曲ではない最先端のサウンドを求めていました。

そんなときに、AirやBuffalo DaughterやMoney Mark、さらに映画「Lost In Translation」のサウンドトラックなどを扱っていたロサンゼルスの感度が強い人々に愛されていたレーベルであるEmperor Nortonから全米リリースされたのが(当時はまだアーティスト名をFPMと省略していなかった)Fantastic Plastic Machineのアルバム「Beautiful」でした。野太い女性のセリフ「I am Beautiful.」から始まるこのアルバムはダンス/クラブミュージックの範疇には収まらない多様な音楽性を包み込んでおり、当時の日本の最先端サウンドを響かせてくれていました。カフェも併設したCD店舗のBGMとしても大好評で、実際にお客さんに「いま流れているのは誰?」とよく尋ねられたものです。2016年にはiTunes Storeの「名盤50」にも選出された本作は、名実ともに高い人気を誇る名盤です。

今回のスポーツの祭典を通じて田中知之(FPM)が全世界にどんなBeautifulなサウンドを響かせてくれるのか、そしてどのように「いまの日本」を伝えてくれるのか、いまから楽しみで仕方ありません。

Artist: Fantastic Plastic Machine (FPM)

Track: Beautiful Days

Twitter: @tomoyukitanaka

 

PlayNetworkプレイリストのアーティストが 最新チャートに続々と!

世界的ブランドのグローバル・ミュージックパートナーであるPlayNetworkでは、専属キュレーターたちが各ブランドごとにカスタマイズした楽曲プレイリストを全世界100カ国400以上の店舗に提供しています。

キュレーターたちはアルゴリズムだけに頼らず、日々世界中のニューリリースに耳を傾け一曲ごとにブランド店舗に向けてプレイリストを制作し提供し続けているのです。

日本国内ブランド店舗に向けても、あらゆるヒットチャートや数々のニューリリースから選曲をしていますが、プレイリストに入ったアーティストにはもちろんチャート常連の方々も。

今回は、PlayNetworkプレイリストに入っているアーティストたちから2021年5月現在ヒットチャートにも名を連ねているアーティストたちをご紹介しましょう。

 

Artist: 平井 大

Track: Starbucks, Me and You

Twitter: @hiraidai

最新ヒットチャートでも「Stand by me, Stand by you」がロングヒットを続けている平井大が、2020年ホリデーシーズンにスターバックスとコラボレーションしたのがこのトラック。カスタマーやバリスタから集めたスターバックスホリデーのエピソードをもとに、スターバックスにちなんだ歌詞が散りばめながら平井大自身が作詞作曲を手掛けた1曲。来年もその先もホリデーシーズンの定番曲となりそうな予感。

 

Artist: 空音 

Track: You GARI feat. SUSHIBOYS

Twitter: @0_sorane_6

シングル「Hug feat. Kojikoji」が最新ビルボードチャートのHeatseekers Songsトップ20に入っている空音が、2020年に2nd アルバム『19FACT』のリード曲として人気ラップグループ のSUSHIBOYS迎えリリースしたのがこのトラック。カラフルなミュージックビデオからも見てとれるように明るく前向きな気持ちにさせてくれる楽曲が見事PlayNetworkキュレーターの胸に突き刺さり店舗用プレイリストにピックアップ。

 

Artist: SIRUP feat. ROMderful

Track: Online

Twitter: @IamSIRUP

2021年3月に2ndフルアルバム『cure』をリリースがアルバムランキングを急上昇。YouTubeの「THE FIRST TAKE」も登場し話題沸騰のSIRUPが、コロナ禍の自粛生活下での「Online上の日常」をテーマに書いたのがこのトラックで、KehlaniやLeven Kaliの楽曲なども手がけるUKプロデューサーROMderfulとのコラボレーション楽曲となっている。間違いなく次世代を牽引するアーティストとして注目を集め続けるであろうアーティストのひとり。

 

注目を集める世界のラテン系女性シンガーたち

1999年にグラミー賞でRicky Martinがパフォーマンスを披露し世界を席巻して以来、ラテンミュージックは世界的な影響力を持つようになりました。その後の音楽配信サービスの台頭により、スペイン語圏のあらゆる地域の音楽が世界中のファンに届くようになったのです。しかし近年ではラテンチャートのサブジャンルとしてReggeatonとUrbanoが人気を集めたことにより、ラテン系女性アーティストの活躍が少ないように感じられたのも事実です。実際、ここ数年のチャートでトップ10に入った女性アーティストはほんの一握りなのです。

しかしアメリカ副大統領からニュージーランドの首相に至るまで、女性が第一線で活躍する世の中がやってきています。ラテンミュージックの世界では様々なジャンルで活躍する女性アーティストに溢れており、「もはや男性中心の世界ではない」と叫ばれているのです。

今回ご紹介するのは、全世界で注目される女性アーティストたちです。

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アルゼンチン 自身の人生をパフォーマンスに捧げてきたLali Espositoは、タイムズスクエアでの年末カウントダウンのパフォーマンスや、ブラジルのロック・イン・リオへの出演で人気に火がつきました。

「フフイの娘」−「アルゼンチンのトラップ」ことアルゼンチン北部のサン・サルバドール・デ・フフイ州生まれのCazzuは友人たちからこう呼ばれているようです。

ブラジル ポルトガル語/スペイン語/英語の3ヶ国語で歌うAnittaは、まるでネイマールがサッカーボールを自由に操るように、さまざまなジャンルの音楽を自由に操っています。Cardi Bとのコラボレーションも現地のファンたちに人気です。https://www.youtube.com/watch?v=kIbjHtE4fd8

チリ 自主制作でスペイン語のシングル「Not Steady」リリースしシーンで注目を集めるニューヨーク生まれのチリ系アーティストPaloma Mami。2年で次々とヒット曲を生み出し、若干21歳にしてすでに10億回以上のストリーミングの記録を誇っています。

Mon Laferteという名で知られるNorma Monserrat Bustamante Laferteは、チリのアーティストの中で最多のデジタルセールスを記録しており、その勢いはとどまるところを知りません。著名な画家であるだけでなく女性の権利のための活動家でもある彼女は昨年のシングル「Biutiful」でラテングラミー賞を3回受賞しています。

グアテマラ Titaとして知られるMariana Morenoはラテン・インディー・ミュージック・シーンに足を踏み入れたばかりの新進気鋭のアーティスト。グアテマラでのVJ活動ですでによく知られている彼女のつくる音楽はフレッシュでモダンなサウンドを取り入れており、インディー、エレクトロニック、ヒップホップ、ポップをミックスした多彩なものとなっている。音楽的影響としてはThe Beatles、Mac DeMarco、Natalia Lafourcadeなどを挙げている。

メキシコ メキシコ・モントレーのアンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンで長年活躍してきたNina Diozは、SXSWやニューヨークのLatin Alternative Music Conferenceでのパフォーマンスでシーンに登場しました。過小評価されているメキシコのヒップホップシーンで技術を磨き続けた彼女はDJ Concept、Nylon、Warp、Squireなどの記事で紹介されました。

ソロ活動以前にPaty CantuはメキシコのポップデュオLuのメンバーとして世界各地でツアーを行っていました。今やベテランの域に達した彼女はエレクトロ・ポップ、ヒップホップ、そして彼女の故郷であるグアダラハラのローカル・サウンドの要素をミックスした最新作を発表しさらに注目を集めています。

スペイン バルセロナ出身のRosalíaは、伝統的なフラメンコスタイルのサウンドからスタートし、2年前にBillboardからRising Star Awardを受賞したことで注目を浴びるようになった歌姫です。ヒップホップ、トラップ、レゲトンの要素を取り入れた独自のスタイルで、他アーティストたちからも人気を集めています。最近では、The Weekndの大ヒット曲「Blining Lights」をスパニッシュ・スタイルでリメイクしています。

La Bien Querídaというステージネームを持つAna Fernandez-Villaverdeは、その難解なライブでマドリッドのエレクトロニック・シーンに影響を与え続けている。画家として活躍していた彼女は、同じスペインのインディーロックバンドLos Planetasと共にライブ活動を開始。ニューシングル「Un Gatito」は、さらなる注目を集めています。

MUSIC DISCOVERY: TOP ALBUMS OF 2020

2020年は「あるべきはずのものが、ことごとく無くなっていった1年」だったように思います。東京ではオリンピック/パラリンピックが開催されていた「はず」。オリンピック開催に伴い、日本のカルチャーや音楽を思う存分海外へと届けられた「はず」。私自身としては、過去15年ほど毎年必ずツアーマネージャーとして海外公演のために海外へ行っており、2020年もどこかの国で公演の手伝いをしていた「はず」。大学講師としては4月には新入生たちを迎え入れ、対面で授業を教えられていた「はず」。   当たり前だった「はず」を考え直さなければならない1年でした。ただし、音楽の灯はこんなことでは決して消えない「はず」!

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Artist: ポルカドットスティングレイ

Album: 何者 (Universal Music)

Track: 化身

Twitter: @polka_fukuoka

毎月上旬に世界中の様々なニューリリースやヒットチャートに目を通し、気になった楽曲を40曲ほど集めて自分用にプレイリストを作成。そのひと月はそのプレイリストを延々とリピートして聴くというルーティーンを始めてから20年以上経ちます。2020年は意識的に考えたわけでもないのですが「聴いていてスッキリする曲」をよく聴いたように感じていて、福岡県出身のポルカドットスティングレイはその疾走感やカッティングギターの心地よさやMVとタイトルの潔い感も含めて2020年に自分が聴きたいサウンドだったのだと、振り返ってみて改めて思います。  

Top 10 Albums of 2020

chillbill. – Night Walk (Chill Building) IRIS MONDO – Da(R)win (Mono Mondo) Limonène – Bitter Sweet Idealism (Limonène) ポルカドットスティングレイ – 何者 (Universal Music) 中林鷹村 – Interior (BYC Records) SIRUP – CIY (A.S.A.B/Suppage Records) TENDRE – LIFE LESS LONELY (Rallye Label/Space Shower Music) 藤井風 – HELP EVER HURT NEVER (Hehn Records/Universal Music) Eve – 廻廻奇譚/蒼のワルツ (Toy’s Factory) 君島大空 – 縫層 (Apollo Sounds)

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Chris Robles

1年があっという間に過ぎてしまったけれど、振り返ってみると2020年も素晴らしいアルバムがたくさんリリースされたと思う。世界的なパンデミックが起きたり政治や人種間の対立があったりして、テレビやソーシャルメディアのニュースから気を紛らわせるために音楽を聴いていたんだけどね。DJ D-Niceの「Club Quarantine」、Verzuzウェブキャストのバトル、H.E.R.の「Girls With Guitars」、それにPlayNetworkが手がけたPlayLive Zoom Sessionsとか配信ライブも見ていて楽しいものがたくさんあった。PlayNetwork/Octave Groupも活動を続けることができたのは幸いだったよ。

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Artist: Jhene Aiko

Album: Chilombo

Track: Happiness Over Everything (ft. Future, Miguel)

Twitter: @JheneAiko

2020年を通して聴いてきたアルバムを振り返ってみると、クールなトラック満載で色々なシンガーやラッパー(H.E.R.、Future、Miguel、 Nasなど)が参加してるこのアルバムをよく聴いてたかな。3月にリリースされたこのアルバムはハワイでレコーディングされたものもので、曲によってはヒーリングや瞑想に使われるシンギングボウルなんかが使われていて心を落ち着かせる効果がある。このアルバムのリリースはみんながリモートワークや外出自粛なんかを始めた3月頃で、最初から最後までずっといい感じに聴けたというのがこのアルバムをよく聴いた理由だと思う。滑らかなR&Bビートの上に乗ったチル・ヴォーカルとクレバーでウィットに富んだ歌詞がいい。僕のためにあるような最高の1枚だね!

Top 10 Albums of 2020 1. Jhene Aiko – Chilombo 2. DUCKWRTH – Super Good 3. Yaeji – What We Drew 4. SAULT – Untiled (Black Is) 5. 21 Savage & Metro Boomin – Savage Mode II 6. Thundercat – It Is What It Is 7. Jessie Ware – What’s Your Pleasure 8. Tame Impala – The Slow Rush 9. Caribou – Suddenly 10. Teyana Taylor – The Album

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Ruben Lira

音楽の素晴らしさ−それは私たちを取り巻くあらゆる変化や感情を吸収し、社会の現状を語る声となりうること。そんな2020年の状況下に、心にいつまでも残るような素晴らしい音楽がたくさん届けられた。音楽ファンであると同時にキュレーターでもある私にとっての音楽的嗜好はサウンドもスタイルも多種多様だが、2020年の私の傾向はひとつの音にとらわれずにさらに探究心を持ったことだと思える。この1年を乗り切るために感情を高めてくれたアルバムは多く、1枚だけを選ぶのは難しいがある作品が深く私の心に響いた。

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Artist: Lianne La Havas

Album: Lianne La Havas

Track: Read My Mind

Twitter: @liannelahavas

この不安と混乱に満ちた時代のなか、1日の原動力にもなり揺らぎ流れるようなサウンドを見つけた−それがLianne La Havasだ。ジャズ/フォーク/R&Bのハイブリッドであるこのアルバムでは、パワフルだがシンプルさと複雑さに溢れる歌詞で変化や別れの感情が表現されている。「Read My Mind」のようなトラックでは、エレガントなピアノとストリングスが紡がれており、さらにLianne La Havasの素朴なヴォーカルがメロディのに浮かび上がってくる。アルバムは風変わりギターとヴォーカルの「Green Papaya」から、繊細なテクスチャーが織り成すエッジの効いたパワフルなRadioheadのカバー曲「Weird Fishes」へと進んでいき、最後は「Sour Flower」と「Bittersweet」というパワフルな2曲で締めくくられる。このアルバムは2020年への変化や静けさや美しさを内包していると言えよう。

Top 10 Albums of 2020 1. Lianne La Havas – Lianne La Havas 2. Moses Sumney – Grae 3. Lido Pimienta – Miss Colombia 4. Ganser – Just Look At That Sky 5. Monophonics – It’S Only Us 6. Pheobe Bridgers – Punisher 7. Perfume Genius – Set My Heart on Fire Immediately 8. Spillage Village – Spilligion 9. Fleet Foxes – Shore 10. Khruangbin – Mordechai

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Kate Siem

2020年はとにかくエクストリームで、自分自身が両極端という巣の中にいることに気がついた1年だった。ハイパーポップとレトロフォークが織り交ぜられ、インダストリアル・ヒップホップはモダン・シンセポップと融合。そしてジャンル間の垣根がますます時代遅れになり、時の融合が全く新しいハイブリッドを生むことになった。

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Artist: Yves Tumor

Album: Heaven To A Tortured Mind

Track: Gospel For A New Century

Twitter: @YvesTumor

私自身の音楽的嗜好は全体的に統一性があって、2020年に君臨したアルバムはYves Tumorの『Heaven To A Tortured Mind』。その中でも特筆すべきトラック「Gospel For A New Century」は、アルバム全体に感じられる穏やかさを封じ込めてる楽曲。過去を映すと同時に未来を予測する二重の鏡のようなこのアルバムは、可能性が無駄に終わる運命を認めながらも「もしかしたらありえたかもしれない」ということを敢えて問いかける1枚。

Top 10 Albums 1. Yves Tumor – Heaven To A Tortured Mind 2. Charli XCX – how i’m feeling now 3. Dua Lipa – Future Nostalgia 4. Fiona Apple – Fetch the Boltcutters 5. Rina Sawayama – Sawayama 6. Tame Impala – The Slow Rush 7. Grimes – Miss Anthropocene 8. DRAMA – Dance Without Me 9. Princess Nokia – Everything is Beautiful 10. Theophilus London – Bebey

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Brittany Ward

プレイネットワークで働き始めて7年、音楽部門では3年になるBrittany Wardです。ラップ、R&B、ポップス、カントリーミュージックなど、とにかくヒット曲が大好き。この1年、そして2021年もアーティストたちがずっと音楽を産み続けてくれることを神様に感謝してる。音楽が私たちをまとめ上げてくれることができるはずだとは分かっていても、かつてないほどに世界が分断した2020年は途方もない無力感を感じたわ。でも幸いなことに私のレーダーに引っかかったYung Baby Tate、Flo Milli、Saweetieといったアーティストたちがアルバムをリリースしてくれたし、Bree Runwayも今年のナンバーワンアルバムを届けてくれた。彼らこそが音楽と世界に希望を与えてくれるアーティストたち。

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Artist: Bree Runway

Album: 200AND4EVA

Track: ATM feat. Missy Elliott

Twitter: @breerunway

まいったわね。年の瀬になってリリースされたロンドン出身のBree Runwayのアルバムが2020年の私にとってのベストアルバムになっちゃった。ミックステープともいうべき、短かいけどスウィートなアルバムだけど、どのトラックもヒット曲になりうる。ロックやヒップホップや80’s/90’sの音楽にインスパイアされたトラックまで、多種多様の影響を受けているサウンド。伝説のMissy Elliottをはじめとして、女性ラッパーだけをフィーチャーしていて、間違いなくステップアップを目指した一作。

Top 10 Albums Of 2020 1. Bree Runway – 200AND4EVA 2. Chloe x Halle – Ungodly Hour 3. Parisalexa – 2 Real 4. Margo Price – That’s How Rumors Get Started 5. RMR – DRUG DEALING IS A LOST ART 6. Megan Thee Stallion – SUGA 7. Flo Milli – Ho, Why Is You Here? 8. Hayley Williams – Petals For Armor 9. Lil Uzi Vert – Eternal Atake 10. Lauv – ~how i’m feeling~

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Tommy Virga

2020年のことで、まだ語りつくされてないことなんてあるかな?この地球にとって本当に大変な1年だったね。多くの中小企業が倒産し、多くの人々が健康保険もなく次の食事がいつ摂れるかもわからない状態で仕事にも就けないこの状況下、僕たちは助けを必要としている人たちのために団結しなければならない。自分自身も含めて人が困難な時期を乗り越えるために必要なのは、人生においてささやかな喜びを見つけること。僕自身のささやかな喜びは、新しい音楽を見つけて世界と共有することなんだ。それがつまりオーディエンスのためにDJをしたり、今の気分を表現するために最適なプレイリストを作ったりすることでもある。音楽とは愛そのものだし、信念や人種に関係なく誰もがお互いに愛し合うべきだと思う。

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Artist: Skinshape

Album: Umoja

Track: Kourou- Modou Toure

Twitter: @Skinshape

Skinshapeは、UKオルタナティブバンドPalaceのベーシストとして活動していたWilliam Doreyのソロプロジェクトで、「Umoja」は5枚目のアルバム。この風変わりな1年において、遠く離れた時間と場所に自分の気持ちをテレポートするのにこれ以上のアルバムはなかったな。アフリカン、ファンク、ソウル、サイコ、レゲエ、フォークなんかのヴィンテージサウンドをブレンドしたこの作品は、リラックスした感じだけど同時にすごく刺激的。僕は歌詞を解剖して解釈するのが好きなんだけど、このアルバムはただ足を上げて座って聴いてるだけで夢を見ているような気分になるよ。

Top 10 Albums of 2020 1. Skinshape- Umoja 2. SAULT- Untitled (Rise) 3. Tom Misch, Yussef Dayes-What Kinda Music 4. Sirens of Lesbos-Sol 5. Cut Worms-Nobody Lives Here Anymore 6. Masego-Studying Abroad 7. Yves Tumor-Heaven to A Tortured Mind 8. 21 Savage, Metro Boomin-Savage Mode II 9. DRAMA-Dance without me 10. J Hus – Big Conspiracy

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Pete Greenberg

さて、2020年という1年が過ぎた。2020年はとにかく紆余曲折を経てきたけれど、この1年を少しでも明るく少しでも意味のあるものにするために、素晴らしい音楽がたくさん出てきてくれたことは、驚くべきことではないにせよ、とても嬉しく思ってる。

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Artist: I Break Horses

Album: Warnings

Track: Turn

Twitter: @Ibreakhorses

I Break Horsesの最新作「Warnings」は、前2作と同様にとても魅惑的な作品に仕上がっている。渦巻くダイナミックなループ、優美なビート、さらに魅惑的なフックに満ちたこのアルバムを聴いていると、高揚感のある不思議な夢の風景の中を旅しているような気分なる。霧が立ち込めた深夜の世界へと誘うようなシンセによって、このアルバムのサウンドが特徴づけられていると言えるだろう。僕はこのアルバムが持つムードを心の底から楽しんでいるよ。

Top 10 ALBUMS 1. I Break Horses – Warnings 2. Clem Snide – Forever Just Beyond 3. Best Coast – Always Tomorrow 4. Perfume Genius – Set My Heart on Fire Immediately 5. Mundy’s Bay – Lonesome Valley 6. Future Generations – Darling EP 7. The War And Treaty – Hearts Town 8. Waxahatchee – Saint Cloud 9. Fleet Foxes Shore 10. Moses Sumney – grae

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Mark Campbell

ベスト・オブ・ザ・イヤーのプレイリスト(つまりはご意見的なもの)は、誰しもが持っているオヘソのようなもの。ミュージックスーパーバイザーでありDJでもある私の仕事は、リクエストを受け人々の聴きたい音楽を先取りすることなので、「どんな音楽が好き?」と聞かれるのはちょっと不思議な感じする。とはいえ、この風変わりな1年の間に私が注目したレコードをいくつか紹介しようか。

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Artist: Erasure

Album: The Neon

Track: Fallen Angel

Twitter: @erasureinfo

ErasureのVince ClarkeとAndy Bellは過去35年間にわたり、20世紀ポップソングにおいて最も記憶に残り愛される曲を作り続けてきた。彼らが成功し続ける鍵は、長年にわたって実践してきた音楽錬金術にあるだろう。Bellの天使のようなヴォーカルにClarkeのきらびやかなシンセライン、さらに卓越したソングライティングを融合させることで、アコースティックギターでもミニモーグの演奏でも変わらずに聴けるような豊潤で永続的な曲を産み続けている。2017年にリリースされた「World Be Gone」ではメランコリックな側面を見せたが、今回の「The Neon」では再び高揚感とダンスの特性を取り戻している。なかでも「Fallen Angel」と 「Shot A Satellite」は特筆すべきトラックだ。全体的に楽しさにあふれインスピレーションを与えてくれるレコードであり、これこそがこの予測不可能な1年からの転換に必要なものだと思う。

Top 10 Albums of 2020 1. Erasure – The Neon 2. Caribou – Suddenly 3. Fleet Foxes – Shore 4. Tame Impala – The Slow Rush 5. Benge – Mirror Systems 6. Groove Armada – Edge of The Horizon 7. Recondite – Dwell 8. Thundercat – It Is What It Is 9. 070 Shake – Modus Vivendi 10. AC/DC – Power Up

Music Discovery: Top Albums of 2020 with Dean Sven Carlson

2020年はとんでもない1年だった。新型コロナウイルスが見せた厳しい現実、社会における人種差別やアメリカ大統領選挙が見せた非現実などなど、困難を乗り越えるためにいかに音楽に助けられたか。この先が見えない混沌とした状況の中でも、気分を持ち上げてくれる新しいサウンドとの出会いが期待できたんだ。でも、感染症拡大はライブやコンサートを中止に追い込み、私たちの音楽体験や共有方法を変えてしまい、その結果ファンや音楽ビジネスに暗い影響を落としてしまった。ロックダウンの状況下でアーティストたちはとにかく急速にアルバムやEPやシングルの制作を進めていたんだ。もしくは配信ライブや遠隔録音ができるバーチャルコラボレーションなんかに注力していた。だからこそ地元のレコードショップやライブハウスやアーティストたちを少しでも応援するんだ。そうすれば、ゆっくりと平常な日常に戻りはじめたときには音楽が僕たちを喜んで迎え入れてくれるはずだよ。

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Artist: Sault

Album: Untitled (Rise)

Track: Free

Twitter: @SaultGlobal

僕が選んだ2作は2020年という1年をそのまま表すようなアルバムで、インスタグラムもやってないし、アー写すらないようなバンド/コラボ/プロジェクトだ。彼らは1年で2枚のアルバムをリリースしたが、どちらも目の前の現実を痛烈に取り込んだとてもパンチのある作品だった。この謎のトリオSaultにはUKプロデューサーであるInfloやR&BシンガーのCleo Sol、またシカゴ出身のKid Sisterが参加していることは分かっているが、分かっているのはむしろそれくらいだ。「Free」と 「Wildfires」で始まり、「Strong」と「Little Boy」へと続くソウルフルな楽曲群は苦しかったこの1年を総括はしているが、むしろ自分は一人ではないということを教えてくれ、希望に満ちた気持ちにさせてくれるんだ。

Top 10 Albums of 2020 1. SAULT – Untitled (Rise) 2. SAULT – Untiled (Black Is) 3. Arlo Parks – 6 Singles 4. Tame Impala – The Slow Rush 5. ford. – The Color of Nothing 6. Slow Pulp – Moveys 7. Jim-E Stack – EPHEMERA 8. Cape Francis – Plateaus 9. Simen Mitled – Birds; or, Stories From Charlie B’s Travels From Gronland to the Sun, and Back Again 10. Arms and Sleepers – Safe Area Earth

MUSIC DISCOVERY: TOP ALBUMS OF 2020 WITH ALEX ESPINOSA

さて、2020年はどこから始めようか?今年はまずオーストラリアの山火事を支援するためにみんなが集まってくれた。それにスーパーボウルのハーフタイムショーではJ.LoとShakiraが素晴らしいパフォーマンスを披露してくれて、良いスタートを切れたと思う。でも残念なことにその後、少し陰りが見え始めたね。この1年、短い期間に実に多くのことが起きた。人種的不公平や政治的な分裂、新型コロナウイルスの世界的流行などが次々と起きて、人間性についてゆっくり考えることを忘れてしまいがちだった。でも、いつだって光をもたらしてくれるものが、音楽。音楽は人々の心にたくさんの感情を引き出すことができるんだ。歌詞が懐かしい思い出を蘇らせてくれたり、サウンドが心を揺さぶったり、歌声が心を和ませてくれたりもする。さて、今回は10人のミュージックスーパーバイザーたちに集まってもらって2020年のお気に入りアルバムを選んでもらい、さらにプレイリストも作ってもらいました。まずは自分自身から始めようか。2021年がポジティブで価値のある1年になりますように!

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Artist: Dove

Album: The Universal Want

Track: Carousels

Twitter: @dovesmusicblog

マンチェスター出身のバンドDovesは、シングル「Caught by the River」に続いてリリースされた2002年のアルバム「The Last Broadcast」で全英アルバムチャート1位を獲得し、 2000年代にはそのキャリアの最高潮に達していた。ヴォーカルとドラムを担当するジェズとアンディのウィリアムズ双子兄弟、そしてベースのジミ・グッドウィンが率いるこのトリオが2010年に活動を休止することを決定した当時は、世界各国でコンサートチケットが完売。そして9年間にも及んだ休止期間を経て、ついに10年ぶりのアルバム「The Universal Want」をリリース。ニューシングル 「Carousels」を初めて聴いた瞬間に、僕は彼らのカムバックを確信したよ。シューゲイザーのエネルギーと絶望からの希望を歌ったこの曲は、PitchforkやRolling StoneやStereogumからも大絶賛。

Top 10 Albums of 2020 1. Doves – The Universal Want 2. Tame Impala – The Slow Rush 3. The Republic Tigers – Mind Over Matter 4. Tita – Todo Es Mental 5. Fleet Foxes – Shore 6. Hannah Georges – All That Emotion 7. Christian Jean – Cararsis 8. Stella Lennon – Three. Two. One. 9. Soccer Mommy – Color Theory 10. Nada Surf – Never Not Together